中日-DeNA、9回、本塁打を放つDeNA・牧=バンテリンドームナゴヤ、4月6日撮影 DeNAのD2位・牧秀悟内野手(23)=中大=の快進撃が止まらない。4月28日の試合終了時点で、22打点は巨人・岡本の24打点に次いでリーグ2位タイ。打率・300とめざましい活躍に、新人らしからぬ風格がただよっている。
2020年10月26日のドラフト会議当日、運命の瞬間は日本ハムから同じくD2位で指名された五十幡亮汰外野手(22)とともに吉報を喜んでいた。「アピールしたいのはバッティング。チャンスに強い打撃をしたい。目指すのは打点王です。2000安打も目標にしたい。右打者で日本を代表するような選手になりたいです」。プロ野球選手としての一歩を踏み出し、力強く目標を口にしていた。
長野県中野市出身で、上京して大学入学後、初めて観光で訪れた場所が横浜中華街だったという。「『東京とはどんな場所かな』と。こんな場所があるんだ、と思いました」と素朴な感想でドラフト会場を和ませていた。そんな意外な縁もある?横浜の街に、今や毎日のように活躍を轟かせている。
4月23日の阪神戦(甲子園)では今季初めてスタメンを外れるなど悔しさも味わった。それでもすぐに状態を取り戻し、27日の広島戦(マツダ)からは5番に座る。28日には2安打4打点をマークするなど、勝負強さを発揮している。チームにとって欠かせない存在となっている神奈川の牧。勢いそのままに打点をたたき出しまくる。(箭内桃子)
この記事をシェアする