先発の阪神・チェン=バンテリンドームナゴヤ(撮影・甘利慈) (セ・リーグ、中日-阪神、6回戦、29日、バンテリンドーム)ロッテから新加入の阪神のチェン・ウェイン投手(35)が今季初先発し、6回5安打1失点の好投で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
序盤は甘く入った球をとらえられてピンチを招いたが、貫禄の投球術でゼロでしのいで攻撃にリズムを作った。
二回、先頭の高橋周に中前打を許したが、続く阿部を外角のチェンジアップで遊ゴロ併殺に料理。直後にも木下拓にフェンス直撃の左越え二塁打で再び得点圏に走者を背負ったが、根尾を空振り三振に斬った。三回にも併殺を完成させるなど打たせて取った。
4-0の六回に京田の犠飛で1点を返されたが、終始安定した投球で古巣の竜打線を封じ、七回の攻撃で代打が送られて降板した。
この試合で白星を挙げれば、中日時代の2011年の10月2日の阪神戦(甲子園)以来、3497日ぶり。さらにバンテリンドーム(2020年シーズン以前はナゴヤドーム)で勝利となれば、同年の8月31日の同戦以来となる。
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