バイクで力走する、女子で2位の佐藤優香(右)=広島県廿日市市 トライアスロンのアジア選手権は24日、広島県の廿日市市役所周辺特設会場(スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)で行われ、女子の日本勢は佐藤優香(トーシンパートナーズ・NTT東日本・NTT西日本・チームケンズ)の2位が最高。上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)は3位だった。
女子2位の佐藤はゴール直後に前のめりに倒れ込み、担架で運ばれた。日本トライアスロン連合は東京五輪出場枠を増やすため、佐藤を優勝させる作戦を立て各選手に協力を指示。だが不調や暑さで思惑通り運ばなかった。励ましながら並走した3位の上田は「日本一丸となった作戦。佐藤選手は重圧もあったと思う」と理解を示した。
日本女子の五輪出場枠は二つが確定。三つ目を得るためにポイントレースで優位に立つべく、日本3番手の佐藤を押し上げるのが狙いだった。中山・五輪対策チームリーダーは「協力してもらったが、最大のミッションを達成できず責任を感じる」と語った。
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