東京都のモニタリング会議に臨む小池百合子知事(左端)=18日午後、都庁 東京都は18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに323人報告されたと発表した。前週の同じ曜日を下回ったのは今月8日以来。直近7日間で平均した1日当たりの人数は297・1人で、前週の11日の108・8%だった。60~90代の男女12人の死亡も判明し、死者の累計は1624人となった。
都は18日、感染状況を分析するモニタリング会議を開き、専門家が新規陽性者の減少傾向が止まり増加に転じたと指摘し「今後、年末年始を超える急拡大も危惧される」と警告。緊急事態宣言の解除後も再び増える可能性を十分認識し、感染防止対策の徹底を訴えた。
18日の新規感染者のうち、65歳以上の高齢者は75人。経路不明は161人だった。入院患者は前日から23人増の1293人で、うち重症者は3人増の44人。感染者の累計は11万6616人となった。
都の担当者は卒業旅行やパーティーで感染した例が複数あったと説明。「シーズンだが、今の状況なので控えてほしい」と呼び掛けた。
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