亜大・岡留英貴投手は、オープン戦初登板の神奈川大戦に先発し、3回1安打無失点(撮影・赤堀宏幸) 大学野球オープン戦(4日、亜大6-1神奈川大、亜大グラウンド)亜大の最速147キロ右腕・岡留英貴投手(3年)が巨人、広島、ロッテのスカウトが視察する中、先発で3回1安打1三振無失点に抑えた。
「初回は真っすぐがひっかかったりしていたけど、その後修正できた。これからはカットボールを使えるようにしていきたい。先輩の平内さん(21年の巨人ドラフト1位ルーキー)を見てきたし、自分も同じ世界をめざしていきたい」
沖縄尚学高時代はオーバースローだったが、亜大入学後の1年秋に回転軸との関係から腕を下げるように生田勉監督からアドバイスされ、スリー・クオーターとサイドの中間あたりから腕が出るロー・クオーターとなった。現在も亜大出身投手が在籍している3球団のスカウトは、希少な右腕の初戦に注目しての視察だった。
ロッテ・永野スカウト部長は「(プロで)少ないタイプで、昨秋に比べ、コントロールがよかった。真っすぐとスライダーにツーシームを加えて、投球の幅が広がっている」と評価した。
昨秋に続く東都リーグ通算27度目の優勝へ向け、180センチ、86キロと成長し、スピンの効いた直球と変化球で投手陣をけん引する。