9回、投球する広島・大道=沖縄セルラースタジアム那覇(撮影・松永渉平) (練習試合、巨人5-1広島、27日、那覇)投げるたびに評価を上げ、守護神抜てきの可能性まで出てきた。広島のドラフト3位新人、大道(八戸学院大)が27日、那覇市での巨人との練習試合で九回に登板。陽岱鋼を含めて三者凡退にし「勝ちパターンとかは関係なく、結果を出し続けることがプロ野球選手としての仕事だと思っている」とさらりと言った。
セーブ機会と仮想して送り出されたマウンドでも動じなかった。「どの回を投げても、点を取った後でも、やることは変わらないと永川さんがずっと言っている」。球団最多165セーブを挙げた投手コーチの助言を生かした。連投を想定し、程よく脱力した直球で押し「きょうぐらいの力感の方がいいのかな」と端正な顔をほころばせた。
横山投手コーチは「球もいい。三振も取れる。投げっぷりもいい」と絶賛。昨季19セーブのフランスアは調整が遅れ、既存戦力の台頭も見られない救援陣で希望の光となっている。
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