法大・古屋敷匠真投手は、日大とのオープン戦で3回無安打無失点(撮影・赤堀宏幸) 大学野球オープン戦(25日、法大6-1日大、日大グラウンド)最速154キロでプロ注目の法大の右腕・古屋敷匠真(ふるやしき・たくま)投手(3年)が今春のオープン戦初登板、先発で3回2死球無安打5三振無失点と好投し、視察した5球団のスカウトに印象付けた。
「真っすぐは、あまりよくなかった。2つ(の死球)は、ひっかかったりだったから。それよりも握りを浅くしたり深くしたりしたスプリットがよく、三振もとれた。前は『ストライクが入ればいいや』というくらいコントロールが悪かったけど、今は自分をコントロールできている」
青森・八戸工大一高時代に最速152キロをマークし、プロ注目だったが早々に法大進学を決めた。大学の3年間は、3球連続バットネット直撃など、イップスとの闘いもあって、東京六大学リーグ通算は2試合、3回1/3、1失点未勝利にとどまっている。
昨夏から克服に取り組み、この春は、加藤監督から先発候補4人に指名され、初戦で期待を膨らませた。
178センチ、92キロで、理想の投手はソフトバンク・千賀。「押し込むというより見逃し三振がいい」と目を輝かせる右腕は、リーグ戦優勝に貢献とプロのステージに立つことを目標にしていく。
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