先発ローテーション入りを狙う中日の清水が23日、沖縄県北谷町で広島との練習試合に先発し、鈴木誠に一発を浴びるなど本塁打2本を打たれて4回2失点だった。苦しい投球に「反省の方が多い」と肩を落とした。
残された先発投手の枠は少なく、完璧な内容でインパクトを残したい登板でほぼベストメンバーに近い広島打線に挑んだ。一回2死では鈴木誠に右翼席へ豪快に運ばれ「真っすぐで押せると思ってファウルフライを打ち取ることを狙ったが、さすがにびっくりした」と球界屈指のスラッガーに驚きを隠せなかった。
140キロ台後半の直球の威力は年々増しているが、この日はばらつきが多く組み立てに苦心。四回も堂林にソロを浴びた。
与田監督は「ストライクとボールがはっきりし過ぎた。ボールが先行して真っすぐしか投げられないカウントになった」と指摘。埼玉・花咲徳栄高では2017年に甲子園大会の優勝投手となった剛腕はここまで通算3勝。4年目を迎え「いい球を投げるだけでなく、結果を残したい」と決意を込めた。
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