(練習試合、ヤクルト5-2楽天、21日、沖縄・浦添)楽天のドラフト4位・内間拓馬投手(22)=亜大=が21日、今春キャンプの実戦で12球団の新人最速となる152キロを記録した。
■今春キャンプ新人最速152キロ
「出来過ぎですね。指に掛かった感触があって、今までで一番手応えがあった」
ヤクルト戦(浦添)の四回から3番手で対外試合初登板を果たすと、3球目に152キロをマーク。中村を149キロ、並木を150キロで連続見逃し三振、続く塩見をスライダーで空振り三振に仕留めた。沖縄・国頭郡出身の右腕にとっては凱旋(がいせん)登板。本部中学時代にキャンプ見学に訪れていた浦添市民球場(ANA SPORTS PARK浦添)で、自己最速を2キロ更新し、圧巻の三者三振デビューを飾った。
■精彩欠いていたブルペンから大変身
ブルペンでは直球、変化球ともに精彩を欠く状態が続いていただけに、小山投手コーチは「はっきり言います。だまされました。今日は120点満点。こういう投球を続けていけば、チームにとって面白い存在になる」とニヤリ。数日前から腕のトップの位置を早く作るように修正していたという内間は「短いイニング(ショートリリーバー)で自分が生きていくためにもっとアピールしたい」。楽天の即戦力ルーキーは早川だけではない。(東山貴実)
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