臨時理事会で師匠の処分が決まるとあって、複雑な思いを抱える正代(日本相撲協会提供) 大関正代(29)は19日、出稽古を希望する関取らが東京・両国国技館の相撲教習所に集まって実施する「合同稽古」に途中から参加する可能性を示唆した。合同稽古は20日から6日間行われ、途中参加も可能。この日も東京・墨田区の時津風部屋で幕下力士と15番ほど相撲を取った正代は「(後半参加も)あるかもしれない。参加できたら一番いい」とした。
22日には臨時理事会が開かれ、1月の初場所開催中にマージャン店へ出入りするなど協会の新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反した師匠の時津風親方(元幕内時津海)について処分がなされる見込み。
今回が2度目の違反となる同親方は退職届を提出し、処分内容にかかわらず協会を去る意向を固めているが、現在も稽古場で弟子を指導している。正代は「自分らを不安にさせないよう配慮されていると思う。自分たちは処分が決まるのを待つしかできない」と複雑な胸中を明かした。
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