【朝比奈伸幸の真釣法】青い海の底の宝石箱を開けておいしいルビーをゲットしよう! 超高級魚として人気のアカムツは茨城県神栖市・波崎『仁徳丸』の看板ターゲットだ。1月から開幕となった犬吠埼沖も45センチ超の犬吠サイズを交えて堅調で、潮況次第で定数10尾も期待できる。今回は高橋昭力船長と一緒に、犬吠ステージ攻略法をガイド。宝石箱を開けるカギは3つだ。
★出た! 犬吠サイズ49センチ
釣り場は犬吠埼沖の水深230メートル前後。当日は早々からメタボな49センチ=写真〔1〕=や46センチの良型がヒット。ダブル=同〔2〕=も見られ、美味なクロムツ=同〔3〕=が交じって順調だったが、潮が速い上、中盤から強風のため早上がり。アカムツは26~49センチを0~4尾で、船長は「潮変わりして新群れが入ってくれば、犬吠埼沖らしい釣果に期待」と話していた。
★交換&カット容易な仕掛けで
タックルの概要は別図を参照。竿は中深場、アカムツ専用タイプが理想だが、手持ち操作ができるなら青物用などの代用もOK。高切れも想定して予備の道糸やリールを用意しよう。仕掛け作りの注意点は幹糸とエダスの接続にクレン親子サルカンを使うこと。エダスの交換や手直しが容易で、オマツリ時も接続部をカットすることで手早く処理できる。ハリに浮力を付けるS~Lサイズの「マシュマロボール」も有効。サイズ、数や配置は潮況などで考慮する。サバが多いときは夜光系の使用は避ける。
★渋いときはイカ餌のみで
配布される餌は冷凍のホタルイカで目と目の間にハリを刺し=同〔4〕上、頭部を抜いてワタとゲソだけを使う=同〔4〕中。持参もしくは外道に釣れたサバの切り身を併用するのも有効=同〔4〕下。「サバは幅7~8ミリで長さは約5センチにカット。身を少し残して2ミリ厚くらいにする。食い渋りの時はサバ切り身なしがお勧め」と船長。
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