早大のアスリート選抜試験に合格し野球部に入部する4人。左から筑陽学園・中村敢晴内野手、中京大中京・印出太一捕手、東邦・吉納翼外野手、山梨学院・栗田勇雅捕手=早大安部球場(撮影・赤堀宏幸) 早大(東京六大学野球)のアスリート選抜試験に昨秋合格した筑陽学園・中村敢晴内野手、中京大中京・印出太一捕手、東邦・吉納翼外野手、山梨学院・栗田勇雅捕手の4人の新入部員が9日、東京・西東京市の早大安部球場で練習に初参加した。
主将の丸山壮史内野手らに率いられ、ランニング、キャッチボール、ノック、フリー打撃などを終えた新入生がユニホーム姿で笑顔を見せた。
2019年選抜大会で、準決勝の明石商・中森(2020年ドラフト2位でロッテ入団)から本塁打を放って決勝に導き、優勝を経験している吉納は、「中森からの一発は野球人生を変えた。六大学では、本塁打の記録を塗り替えたい」と大きな目標を掲げた。
高校通算44本塁打を放っており、高橋由伸氏が慶大時代に記録した通算23本塁打超えにまい進するといったのだ。
中村が狙うのは、リーグ最高打率。「父(寿博氏=現日本文理大監督)が(早大時代に)最高打率を更新するところまでいったけど、できなかったので、自分はそこを、と思っている」。
1995年秋、打率・475で首位打者となった父を超えるリーディング・ヒッターで、・535(2001年、慶大・喜多隆志)を更新という高い数字を設定し「3年で大学日本代表だったとも聞いているので、代表になりたい」とジャパン入りも加えた。
中京大中京で明治神宮大会制覇を経験している印出、1年夏から4季連続で甲子園でマスクをかぶってきた栗田も好素材とあって、小宮山悟監督は「4人ともA(1軍)でやらせていきたい」と期待していた。
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