阪神春季キャンプ(6日、沖縄・宜野座)キャンプイン以来、藤浪の笑顔の多さが印象的だった。オフに取り組んできたトレーニングや調整など、キャンプに向けての準備がうまくいき、さらにはキャンプに入っての調子の良さが、笑顔の要因なのだろう。
再び戻したワインドアップ投法も、本人の中ではしっくりいっているのではないか。ただ、当たり前の話だが、ずっとワインドアップで投げるわけにはいかない。実戦では走者を置いての投球が求められる。きのうのブルペンで、セットから、クイック投法など、実戦を想定した準備もしていた。そこで制球が乱れることはなかった。ここまでは間違いなく順調だ。
ただし、実戦でどうなるか。これが藤浪にとっての一番の課題。準備してきたものが、実戦の中で出し切れるか。制球を乱さず、ブルペンでの好調さを維持することができるか。
「たかが紅白戦」ではない。結果を出せば、一気に調子に乗れる。最大の良薬になる。そういう意味では、藤浪のことしを占う大事な初登板になるだろう。(本紙専属評論家)