萩野公介の平泳ぎ=4日午後、東京アクアティクスセンター(撮影・納冨康) 競泳・ジャパンオープン第1日(4日、東京アクアティクスセンター)男子400メートル個人メドレーが行われ、2016年リオデジャネイロ五輪覇者の萩野公介(26)=ブリヂストン=は4分16秒38で6位だった。不倫問題による活動停止処分から復帰した瀬戸大也(26)=TEAM DAIYA=が4分12秒57で優勝した。
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久々の対決で、ライバルの強さを再認識した。萩野は第3泳法の平泳ぎまで2番手で先頭を追ったが、最後の自由形で失速して6位。瀬戸に3秒以上の差をつけられた。
「壁際の強さはさすが大也(瀬戸)だなと思った。すごくきれいな泳ぎをするし、バタフライも上手。盗めるところは盗んでいきたい」。予選は隣のレーンで泳ぎ、体感。復帰したライバルの存在を力に変える。
タイムは4分16秒38。優勝した先月23日の北島康介杯の4分13秒91から大幅に遅れ、「16秒(台)は遅すぎる。全体的にシャキッとしない泳ぎだった。今の実力がこれ」と反省した。
男子400メートル個人メドレーの東京五輪切符の残り1枠をかけた4月の日本選手権に向けて「徹底的に練習するしかない。自分のことに集中する」。5年前の五輪金メダリストが復活を誓った。(武田千怜)
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