春場所へ向けて稽古を再開した正代。師匠の時津風親方がガイドライン違反を犯し、胸中は複雑だ(日本相撲協会提供) 1月の大相撲初場所中にマージャン店などに出入りし、日本相撲協会の新型コロナウイルス対策ガイドラインに違反した時津風部屋の師匠、時津風親方(元幕内時津海)について、弟子の大関正代(29)が1日、初めて胸中を明かした。
「とても残念に思うが、協会の方針に従うだけ。どんな結果であろうと、結局、僕たちがやることは変わらない。協会の決定に従って頑張っていけたら…」
3月の春場所(14日初日、両国国技館)へ向けてこの日、稽古を再開後に電話取材に応じた。
同親方は昨年9月にゴルフを行うなどして2階級降格処分を受け、今回が2度目の違反。「解雇」を含めた厳罰が必至とみられる中、すでに協会へ「退職届」を提出している。
正代によれば事態が表面化後、同親方は部屋所属の力士らを大部屋へ集め「謝罪込みの詳しい説明があった。(処分が)出るのを待っている状況」と釈明したという。師匠はこの日も稽古場に顔を見せたが、後継の一人に挙げられている部屋付きの間垣親方(元幕内土佐豊)は稽古まわしを締め、土俵へ降りた。(奥村展也)
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