昨年大みそか、井岡(右)は田中との一戦でタトゥーを露出。世界王者が処分を受けることに 昨年大みそかのプロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでタトゥー(入れ墨)が露出した状態で闘った王者の井岡一翔(31)=Ambition=に、日本ボクシングコミッション(JBC)が軽度の処分を科すことが21日、わかった。22日に発表する。
JBCのルールには「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないと定められている。この日、JBCは東京都内で倫理委員会を開き、井岡に処分を科す方向性を固めた。
井岡は試合前、JBCスタッフ立ち会いのもと、ファンデーションを塗って隠す措置を施したが、塗りが薄かったこともあり、時間の経過や汗により薄れてしまったとみられる。
JBCの安河内本部事務局長はJBCのチェックが甘かったことを認めつつ「露出してしまったということは何らかの対応をしなければならない」とした。「入れ墨の露出で厳罰を与えたことがない」とも話し、重くても厳重注意処分程度とみられる。