優勝が決まり喜ぶ桐蔭学園の選手たち=花園ラグビー場(撮影・松永渉平) 第100回全国高校ラグビー大会は9日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、桐蔭学園(神奈川)が京都成章に32-15で勝ち、2大会連続3度目の頂点に立った。連覇は第91回大会まで3連覇した東福岡以来で、史上9校目。
桐蔭学園は攻守で隙のない戦いを展開し、10-10の後半に3トライを奪って突き放した。京都成章は13度目の出場で初めて決勝に進み、終盤に反撃したが、及ばなかった。
高校ラグビーは新型コロナウイルス禍で、昨年3月の全国選抜大会が中止となった。史上最多の63校が参加した今大会は感染拡大防止のため、全試合を無観客で開催。各校の入場者は選手や監督など40人に制限され、保護者は認められなかった。コロナによる感染者や欠場校を出すことなく、全日程を終了した。
「(ナンバー8の)佐藤や(ロックの)青木が落ち着いていて、前進できていた。こちらも落ち着いて見ていた。純粋に強かったことを証明してくれた」
「子どもたちが成章のアタックとディフェンスをやり切ってくれて満足している。新しい歴史をつくってくれた。決勝でいいチームと対戦させてもらった」
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