V指南3カ条! ヤクルト、西武を日本一に導いた名将で、阪神の臨時コーチなども務めた広岡達朗氏(88)が29日、来季16年ぶりの優勝を目指す矢野阪神へ「外国人選手に頼るな」など檄。2年連続で12球団ワースト失策に終わった守備面など、改善ポイントを指摘した。
野球は投手力が7割というのがわたしの考えですが、その観点で言えば阪神は十分に優勝できる戦力です。中日も面白い存在。ただ今季を振り返れば、ソフトバンクに2年連続で日本シリーズ4連敗を喫した巨人に独走を許しました。本当に歯がゆい。阪神は、もっとやれるはずですよ。
まずは、外国人選手に頼らないことです。来季も8人体制で臨むそうですね。外国人を使うなとはいいません。活躍すれば大きい。ただ、あくまで「プラスアルファ」として考えなければいけません。外国人を軸にしたチーム作りは、将来にはつながりませんよ。
外国人を獲れば獲るほど、日本人の成長は遅くなる。外国人を1人使えば、優秀な日本人の若手が1人消える。そのくらいの覚悟でいないといけません。そういう考えでいれば、今季の開幕時のように大山がベンチに座り、マルテがスタメン出場などということはありえないはずです。
守備も、なんとかしなければいけませんね(注1)。何度も書いていますが、いろいろなポジションを守らせることは、いい加減やめないと。ポジションをコロコロかえるのは素人考えです。1つの場所にプライドをもち、命がけで挑むのがプロ。そうやって技を極め、連係を深める。可能性や適性を広げるという意見もありますが、その適性を見極めるのが首脳陣の仕事のはず。内野手に外野を守らせたりなどもありましたが、論外ですよ。