白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が、来年1月22日に東京・辰巳国際水泳場で開幕する北島康介杯の100メートル自由形にエントリーしたことが18日、関係者への取材で分かった。長水路(50メートルプール)での100メートル種目出場は、8月にレースに復帰して以降、個人では初めて。
「可能性があるならチャレンジしたい」と東京五輪への胸の内を明かしている池江。来年4月に行われる東京五輪代表選考会を兼ねる競泳日本選手権(東京アクアティクスセンター)は、19年4月1日から21年3月第1週までの長水路の記録に基づいて各種目上位32人または40人に出場資格が与えられる。
北島康介杯でのタイムは、池江にとって日本選手権に出場するために必要不可欠な記録となる。一歩ずつ着実に、自分自身の可能性を広げる。