体操で個人総合と種目別の日本一を決める全日本選手権は10日、群馬県の高崎アリーナで開幕し、女子予選は2班までを終えて、種目別の平均台は東京五輪予選のワールドカップ(W杯)シリーズ3連勝中の芦川うらら(水鳥体操館)が13・866点で首位。
4種目による個人総合で2大会ぶりの頂点を狙う村上茉愛(日体ク)や左アキレス腱断裂からの復活を期す寺本明日香(ミキハウス)らが最終3班で登場した。
新型コロナウイルス感染対策として男女を別の日に実施。男子予選は11日に行われ、女子決勝は12日に組まれている。
当初は4月に個人総合の全日本選手権、6月に全日本種目別選手権を予定したが、コロナ禍で延期。今年は一つの大会の中でそれぞれのタイトルを争う形式になった。
「平均台はひやっとした部分があったけど、何とかこらえて大きなミスなくやり遂げることができたのは良かった。今まで日本で一番を取ったことがなくて、一番を目標にしている」