プロボクシング女子ミニマム級6回戦が10日、東京・後楽園ホールで行われ、現役女子大生ボクサーで日本女子フライ級3位の鈴木なな子(21)=三迫=が、日本女子ミニマム級6位の細田めぐみ(38)=SRS=に3-0の6回判定勝ち。初の6回戦で勝利し、日本王者への挑戦資格を獲得した。
「このコロナの中で(今年)2戦もできたことがありがたい。ジムに恩返しができた」。1回から積極的に右ストレートなどを繰り出し、終始主導権を握った。3回にパンチをもらって鼻血を出したが、その後も攻勢を弱めなかった。
今年1月にワタナベジムから三迫ジムへ移籍。当時は同ジムでただ1人の女子プロ選手だったが、WBO世界女子スーパーフライ級王者の吉田実代(32)が8月に同ジムへ移籍した。スパーリングなどで胸を借り「アドバイスをくれるし、すごく良い先輩」と刺激を受けている。
移籍後2連勝の鈴木はプロ戦績を7戦5勝(1KO)2敗とし「来年末には挑戦できたら」と日本王座を視界に入れた。
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