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【虎のソナタ】ギラギラの開幕投手争い見てみたい 「おれが」「おれが」タイプ出てこ~い!

西純は鳴尾浜でタオルを手に豪快なスイングを披露する。高校通算25発と打ってもスゴいんです(代表撮影)

 些細なことが気になってしまう自分の性格が嫌になる時がある。こればっかりはどうしようもないのだが。

 昨日、阪神球団から発表された盗塁王・近本と最多セーブ・スアレスのタイトルホルダー記念グッズの販売。ファン垂涎の品かも。

 でも、スアレスって昨日の紙面で「自由契約選手」として公示されている。つまり、現時点で阪神の選手じゃない。阪神の選手ではないのに、阪神がグッズを発売するのは、おかしくないのか?

 守護神に残留してほしいのはヤマヤマだが、先行きの見通しは決して明るくないようだ。万が一、スアレスが保留者名簿を外れて即、昨日のうちに別の球団と契約していたら、阪神が他球団の選手のグッズを販売したことになる(幸い、そんなことはなかったけれど)。こんなことって、過去にあったんだろうか?

 というわけで、球団関係者に取材。

 「そこを突いてきますか(笑)。私たちは淡々と作業を進めただけです。コロナでシーズンが11月にずれ込んだ弊害が、こんなところにも出てきましたね。ただ、現状の契約がどうこうではなく、ぜひ、阪神に戻ってきてほしいという気持ちは込められています」

 なるほど、そうですか。ちなみに過去には、引退した選手など、阪神ではない人物のグッズを販売した例はあるらしい。スアレスの記念グッズが、「残留祈念」の効果を発揮することを願うとしますか。


 もう一人のタイトルホルダー近本はサンスポのインタビューに「3年連続盗塁王」「初の3割」を目標に掲げている。景気のいい隣の記事を読んでいただければ。ということは、来年の今頃も、近本のタイトルホルダー記念グッズが販売されていることになる。盗塁王記念は、10年先まで実現するかもしれない。

 景気がいい、といえば西勇輝の開幕投手を俺から奪え発言に、鳴尾浜に姿を見せた青柳が反応した。当番デスク・野下俊晴も「完全にオフに突入したので、ナマのコメントを発してくれる選手はありがたい。青柳ネタで推したいと思ってます」と感謝の弁。

 阪神キャップ大石豊佳は「競争が激しくなるのはいいことです。僕は個人的に秋山か、青柳が開幕投手になってもらいたいんですよね」と希望していた。ワタクシ個人的には高橋遥人推しです。

 まあ、今の時代は「おれが」「おれが」と自分を前面に出すようなタイプはあんまりいない。口には出さず心の内でというのが主流だ。記事にする側としては、そこが面白みに欠ける。

 本紙専属評論家でもある江本孟紀氏に聞いたことがある。

 「阪神の現役の頃は、毎年、キャンプでは『俺が開幕投手に決まっている』と思い込んで投げ込んでいた。そう公言していたし。横で投げている古沢(憲司)も上田(二朗)も小林(繁)も、全員がそのつもりで練習していた。そんな時代だから競争は激しくなる」

 みんなギラギラしていた。激しいバトルの中、エモやんは1977年から3年連続で開幕投手を務めている。

 ギラギラの開幕投手争い、見てみたい。西勇は開幕2カード目2戦目の広島戦(3月31日、マツダ)先発、なんて、いかがでしょうか。

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