今年10月に国内フリーエージェント(FA)権を取得した広島・田中広輔内野手(31)が27日、広島市のマツダスタジアム内の球団事務所で鈴木球団本部長と会談した。
同球団本部長は「ちょっと話をしようかと軽く話をした。話はいつもしている。変化はない」と現状を明かした。
昨年8月に右膝の手術をした田中広は今季112試合に出場し正遊撃手の座を奪い返した。打率・251、8本塁打、39打点、8盗塁だったが、9月は打率・301、10月は打率・320と状態を上げた。
同本部長は田中広がFA宣言した場合の対応について「うちはFA宣言か、残留宣言しかない」と従来通りの球団のスタンスを強調。「今のところ2番(田中広の背番号)で精いっぱい」とFAや自由契約の選手の補強より、リーグ3連覇に貢献した選手会長の残留交渉を優先する。
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