オリックスのドラフト4位指名の中川颯投手は、仮契約後にさっそくアンダースローでの撮影に応じた=東京・池袋(撮影・赤堀宏幸) オリックスは、ドラフト4位指名の立大・中川颯投手(22)が26日、東京・池袋のホテルメトロポリタンで入団交渉を行い、契約金5000万円、年俸900万円(いずれも推定)で入団に合意し、仮契約した。背番号は「37」。
中川は、神奈川・桐光学園高から東京六大学の立大に進み、1年春に救援投手で全日本大学野球選手権優勝を経験し、リーグ通算10勝の右のサブマリン。
アンダースローのプロ野球選手としては、南海で通算187勝を挙げている立大OBの杉浦忠投手がおり、立大OBでもある担当の早川スカウトは、「希少なアンダースローで、投手陣のバリエーションが豊富になる。先発ローテーションの一角に入ってくれればと思う」と期待を寄せている。
中川は、「(仮契約の)サインをして、プロの選手になるという実感がわき、覚悟ができた。具体的な数字は掲げないが、多く勝てる投手になりたいし、他の投手とは軌道が違う自分が投げることで、その後投げる投手に役立てるようにしていきたい」と話し、当面は握力の強化やけがしない体作りに取り組んでいく。
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