広島・河田雄祐新ヘッドコーチ(52)=前ヤクルト外野守備走塁コーチ=が25日、マツダスタジアムでの秋季練習後取材に応じ、今年取得した国内FA権行使の有無に注目が集まる田中広輔内野手(31)を通信アプリ「LINE」で説得していると明かした。
「どうや? と。お前がいないと遊撃は誰がやるんや? と。お前がいないとさみしい? と。個人的に好きなんだよ。別に変な意味じゃなくてね。生意気なやつがね」
河田ヘッドは19日の就任会見で来季のキーマンに田中広を挙げ、「核になってくれないと話にならない。機動力の面で。これからLINEを連発します」と話し、その通り実行した。
田中広は2016-18年にセ・リーグ3連覇に貢献した。昨年8月の右膝半月板の手術から復帰した今季は正遊撃手として112試合に出場し、打率・251、8本塁打、39打点、8盗塁。河田ヘッドは「本人が秘めているものもあるだろうし、選手の権利だからね」と決断を待つ。
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