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西武D1位の桐蔭横浜大・渡部、決勝導く4の2 中堅への弾丸打に潮崎氏絶賛

渡部は五回、適時二塁打を放ち、塁上でガッツポーズ (撮影・田村亮介)

 関東地区大学野球選手権第3日(11日、横浜スタジアム)西武からドラフト1位指名を受けた桐蔭横浜大・渡部健人内野手(4年)が準決勝の共栄大戦に「4番・三塁」で出場し、五回に中越えの適時二塁打を放つなど、4打数2安打1打点と活躍。今秋の神奈川大学リーグで打率・436、8本塁打、23打点をマークしたおかわり3世がパワーだけでなく、打撃技術の高さも披露した。試合は8-1で快勝し、決勝に駒を進めた。

 横浜スタジアム上空の逆風を切り裂いた。1-0の五回1死二塁。渡部が143キロの直球を振り抜いた打球は、弾丸ライナーで中堅フェンスを直撃した。

 「詰まった感じがあったんで、『抜けてくれー』と思って走った。越えてくれてよかった」

 主砲が貴重な2点目をたたき出した。176センチ112キロの巨体で、過去6度の本塁打王に輝いた中村や、18、19年の本塁打王・山川を思い起こさせるおかわり3世が、快勝に導いた。

 大学通算45発の長距離砲は今年から右方向への打撃に力を入れ、確実性も身につけた。この日は三回に中前打を放つなど、4打数2安打1打点。今秋のリーグ戦では打率・436、8本塁打、23打点をマークした。視察した西武・潮崎編成グループディレクターは率も残せる大砲を「低弾道のセンターオーバーはすばらしい」と絶賛した。

 プロへの準備も進めてきた。昨秋から、以前使っていたものよりもグリップエンドが太い、85センチで880グラムの「中田翔(日本ハム)モデル」のバットを使用している。「力を入れずに握れるようになった。今までより(打つ瞬間に)力が抜ける。あのバットじゃないと打てない」と新たな相棒をバットケースに忍ばせた。

 12日は創価大との決勝戦に臨む。「自分の一打でチームを勝たせられるようにやっていきたい」と渡部。有終の美を飾り、夢の舞台に飛び込む。(樋口航)

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