東京ドームで通算2000安打を見届けた坂本勇人内野手の父・喜代三さん(62)=会社経営=が本紙に特別手記を寄せた。幼少期の思い出、親子の熱い絆、そして一流選手へと育て上げてくれた原監督ら球団関係者へ感謝の言葉をつづった。
勇人、よう頑張ったな。一生懸命に練習しない人間なら、ここまで来られなかったやろうな。
勇人の試合は入団してから9割8分、テレビで見ています。仕事は午後6時までに終わらせて帰り、見られないときは録画。必ず1試合全て見ます。2軍時代もDVDに残しているので、かなりの量。2軍で初本塁打を打った(2007年の)楽天戦がお気に入りです。
初安打は、よく覚えています。2007年9月6日の中日戦。試合最後に代打で出てきて「おぉ!」と。よく当てて振り抜いた。まさか、ここまでの選手になるなんて、想像もしていませんでした。
私は米シアトルで牧場経営に携わっていたため、年に1度か2度帰国する生活をしていた時期もあり、小さい頃の勇人と野球をした記憶はほとんどありません。こっちは素人で、あっちはプロ。助言なんて、めっそうもない。
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