ニットのワンピースとロングブーツをキュートに着こなす原。「モデル業にも挑戦したい」と貪欲だ =東京・大手町(撮影・矢島康弘)
ギャラリーページで見る スラっと伸びた美脚が光る女優、原菜乃華(17)。俳優、小栗旬(37)の主演映画「罪の声」(土井裕泰監督)で物語の鍵を握る中学生の少女を繊細に演じ、話題になっている。
同作は実際に起きた未解決事件をモチーフにしたミステリー。原は犯行テープに声を使われたことで事件に巻き込まれる重要な役をオーディションで獲得した。17歳で大役に抜てきされ、「その場で台本を覚えて2回演技しましたが、自信はありました」と物おじしない。役作りでも、「友達との連絡を絶って寂しい気持ちを作りました」と強い女優魂の持ち主だ。
3歳でベビーカーに乗っていた際にスカウトされ、5歳で芸能界入り。ドラマや映画を中心に演技を学び、2018年12月に小栗や綾野剛(38)らを擁する事務所に所属。先輩・小栗から指導を受ける機会もあり、「オーラがあって素敵な方」と尊敬のまなざしだ。
SNSをやらず、「友達からのあだ名はおばあちゃん」と照れ笑い。13年の映画「地獄でなぜ悪い」で共演した女優、二階堂ふみ(26)に憧れており、「オールアップで『お疲れさま』とギュッと抱き締められ、こんな女優になりたいと…。いつかまた共演したい!」と、瞳を輝かせた。