4回、適時打を放つヤクルト・坂口=甲子園球場(撮影・水島啓輔) (セ・リーグ、阪神-ヤクルト、21回戦、19日、甲子園)ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が、史上129人目となる通算1500安打を達成した。
節目の記録まで残り「1」本と迫って迎えた一戦は「5番・右翼」で先発出場。一回2死一、二塁の第1打席では二ゴロに倒れて好機を生かせなかったが、四回無死一、二塁の第2打席だった。
先発右腕・ガンケルの147キロの直球を左翼線に弾き飛ばし、先制の適時打。鮮やかな一打で、節目の記録にたどり着いた。初安打は近鉄時代の2003年10月7日のオリックス戦で、マック鈴木から。
球場内で通算1500安打達成を記念するアナウンスがなされ、記念のボードを持った女性スタッフが走った先は、まさかの村上がいる二塁ベース方向。審判に促され、慌てて一塁方向へ駆け寄るスタッフを見て、坂口は笑みを浮かべた。その後、ボードを持ち拍手に包まれながら頭を下げた。
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