DeNAは5日、今永昇太投手(27)が横浜市内の病院で左肩のクリーニング手術を受け、無事に終了したと発表した。今季中の復帰は絶望となったエース左腕は、球団の公式SNSで公開された19秒間の動画で、その思いを語った。
「今回、肩の手術を受けることを決めました。僕自身、ものすごく悩んだ結果、決断しました。きっちりとけがを治して、また元気な姿で横浜スタジアムで投げることを目指して、リハビリを頑張っていきます」
5年目の今季は2年連続の開幕投手を務め、9試合登板で5勝3敗、防御率3・23。8月15日のヤクルト戦(横浜)で四回途中6失点でKOされると、翌16日に左肩の違和感のため出場選手登録を抹消された。
クリーニング手術とは一般的に、関節内の遊離軟骨や関節の周囲に形成された骨棘を取り除く手術のこと。全治は明らかになっていないが、実戦復帰まで6-8カ月は要するとみられ、来季の開幕に間に合うかは不透明だ。日本代表でも昨秋の国際大会「プレミア12」で2試合に先発し、計9回1失点12奪三振で優勝に貢献した左腕。来夏に延期された東京五輪出場への影響も懸念される。
だが、来季少しでも早い復帰を目指すための、今季27試合を残しての決断。再びハマスタのマウンドで躍動する日を信じ、ハマのエースがリハビリに励む。(浜浦日向)
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