本拠地のグレート・アメリカン・ボールパークの正面でポーズを取る秋山。撮影時のみマスクを外して応じてくれた (撮影・山田結軌)
ギャラリーページで見る 【シンシナティ(米オハイオ州)4日(日本時間5日)=山田結軌】米大リーグ、レッズでメジャー1年目のシーズンを終えた秋山翔吾外野手(32)が本紙の単独インタビューに応じ、ルーキーイヤーを振り返った。苦しんだ中で打撃への適応、試合に出られないことへの危機感、カブスのダルビッシュ有投手(34)との秘話、来季への意気込みなどを語った。
--メジャー1年目が終わった
「うーん…感想を端的に語るのは、難しいですね。今年の数字が基準になるかどうかも分からない。期待とか前向きな言葉で野球を表現するのが難しいです。どうしても不安が先に出てくるので、来年に向けてどうやっていくか、ということを考えています。60試合やったことは事実。自分はやっぱり『まだ力が足りない』が感想です」
--左投手のときはスタメンを外れたり、代打を送られる起用法だった
「他の選手たちからは『お前、左でも試合に出たかったら監督に言いにいけ』と何度も言われました。米国では監督とそういうことを直接言えるのが普通、という文化だから。7月には監督室に呼ばれて、話すこともあった。『左投手はショウゴよりも打てる右打者がいるから、今はプラトーンで考えている。左投手もそれなりに打てるのは分かっている』とも言われていた」
--左対左での打ち取られ方がよくない、という印象が首脳陣にはある 「ある。だからそれを覆すのはよっぽどのことです。僕の9月の数字が良くなったのは、単純に右しか打ってないから(9月打率・317、出塁率・456)」
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