JR東日本の西田は6回1失点。最速147キロの本格派右腕がスカウト陣にアピールした(撮影・樋口航)
ギャラリーページで見る 都市対抗大会の東京地区予選(28日、大田スタジアム)でJR東日本が6-1で東京ガスに勝利。今秋のドラフト候補、西田光汰投手(22)が6回5安打1失点に抑えた。昨年10月に受けた右肘の手術を乗り越えた高卒4年目右腕は、最速146キロを計測するなど、バックネット裏に集結した9球団のスカウト陣の前で好投を披露した。
コロナ禍で無観客の都市対抗予選。静寂に包まれたグラウンドに乾いたミットの音が響いた。プロ注目の最速147キロ右腕、西田の投球に入場を許されたスカウト陣が熱視線を送った。
「内角の真っすぐが走っていたので、変化球が生きた。ベストに近い投球ができた」
140キロ台中盤の直球を軸にスライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜ、東京ガス打線を6回5安打1失点で4奪三振。グイグイと相手の懐を攻めて、最少失点に防いだ。これまでの自己最速は147キロ。「指にかかっている感覚があった」とこの日は146キロを計測した。
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