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【土井正博の豪傑球論】追い込まれたチーム状況では、どんどん積極采配していい

スタメン、サイン、継投と積極采配を見せた矢野監督

 (セ・リーグ、阪神7-6広島、17回戦、阪神10勝5敗2分、13日、甲子園)1つも負けられない崖っぷちの状況で、矢野監督がオーダーで、継投で、これまでにないほど大胆な采配を見せた。評価していい。

 象徴的だったのは三回無死一、二塁から大山に命じた送りバント。二、三塁となり後続打者は「併殺がない」「外野フライでいい」と楽な気持ちで打席に入れたし、連続適時打という最高の結果につながった。積極采配も、失敗すれば批判される諸刃の剣だが、追い込まれたチーム状況では、どんどん勝負していい。

 積極采配の中で1つ、気になったのは七回。足の切り札・植田を三塁の代走に送ったが、ボーアの二直で植田が飛び出し、併殺になった。「当たりゴー」(バットに球が当たった瞬間にスタート)なら仕方ない。が、二走・サンズは打球を見て二塁に戻っている。どちらのミスなのか。負けられない状況では、サインの徹底は最低条件。気を引き締めてほしい。

 最後に藤浪。ほぼすべての球を置きにいっていた。細かな制球がない状態で置きにいけば簡単に打たれる。負けられない阪神で、この日の投球内容なら、1軍では登板させられない。(本紙専属評論家)

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