プロ6球団のスカウトの前で森井は7回1失点と好投した (撮影・赤堀宏幸) 社会人野球のセガサミーは4日、東京・八王子市のセガサミー球場で信越クラブとオープン戦を行い、プロ注目の森井絃斗(げんと)投手(21)が先発で7回4安打1失点、10奪三振の好投を見せ、8-1での勝利に貢献。「球が走っていなくて変化球も今一つの立ち上がりだったが、逆転勝ちにつなげられよかった」と振り返った。
最高気温35・8度の暑さの中、国内6球団のスカウトが集結した。徳島・板野高出身の3年目で今年ドラフト解禁となる最速152キロ右腕は、この日最速146キロを計測。フォークボール、スライダーも交えて安定感のある投球を披露した。
身長184センチ、体重94キロのパワー型で、阪神・葛西スカウトは「馬力、スタミナがある」。DeNA・八馬スカウトは「四球が少なく、変化球の制球もいい」と器用さを評価した。
今春就任した元広島で大阪・PL学園高、法大出身の西田真二監督は「序盤は真っすぐが少なかったが、六、七回で三振4個と良さを出せた」とうなずいた。2年ぶり11度目の都市対抗出場へ、チームは23日からの東京予選に照準を合わせる。(赤堀宏幸)
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