男子マラソンの日本記録を持つ東京五輪代表の大迫傑(ナイキ)が23日、大阪市で12月に開かれる長距離種目(男女5000メートル、1万メートル、3000メートル障害)の日本選手権出場に意欲を示した。中高生向けに開いたオンライン講座で「スピードの質も上げていきたい」とトラックのレースに出る狙いを説明した。
講座では大会直前の練習内容について問われ「調整の時はあまり考えすぎないように、いつも通りにできたらいい」とアドバイス。17日から大学生を中心とした中長距離選手との合同キャンプを国内で実施しており「大学の垣根を越えて切磋琢磨する機会ができ、大きな一歩を踏み出したんじゃないかなと思う」と意義を語った。