初安打の記念ボールを手に笑顔をみせるロッテ・和田=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム (撮影・戸加里真司) (パ・リーグ、ロッテ6-5日本ハム、12回戦、ロッテ7勝5敗、16日、ゾゾマリン)ロッテ・和田が「1番・中堅」でプロ初先発。第1打席で安打を放つと、3打席連続安打で猛打賞をマークした。
「素直にうれしいです。ボールは両親に渡したいです」
一回、バーヘイゲンの150キロ速球をセンター方向に力強く弾き返し出塁すると、後続・中村の初球に今季10個目の盗塁となる二盗に成功。犠打で三塁へ進むと、井上の適時打で先制のホームを踏んだ。
埼玉・小川高時代は野球部ではなく陸上部に所属。50メートル5秒8の快足を誇る21歳はBCリーグの富山を経て、2017年育成ドラフト1位でロッテに入団。今年6月に支配下登録を勝ち取った。
第2、第3打席でも右前打で出塁すると、いずれも二盗を決め、3度の生還。彗星(すいせい)のごとく現れたスピードスターが、3安打3盗塁3得点の大活躍で、チームの勝利に貢献した。(石井孝尚)
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