2017年に横浜スタジアムを訪問した横浜高元監督の渡辺氏。教え子のデビュー弾に75歳の名将は大いに喜んだ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で約4カ月延期された米大リーグの開幕戦が24日(日本時間25日)、各地で行われ、レイズの筒香嘉智外野手(28)=前DeNA=がブルージェイズ戦に「3番・三塁」でデビュー。五回に1号2ランを放ち、日本選手では史上5人目となるデビュー戦アーチを記録した。チームは4-6で敗れたが、日本通算205本塁打の長距離砲が新天地で鮮烈なスタートを切った。
筒香が横浜高在籍時に監督を務めていた恩師の渡辺元智氏(75)は、横浜市内の自宅で吉報を聞き「すごい。最高だな。そりゃー、うれしいよ」と声を弾ませた。昨年末に会合で顔を合わせ「(渡米前に)一度会おうと言っていたのだけど、新型コロナウイルスの影響で機会がなかった」という。
横浜高で筒香は2年春(2回戦)、夏(4強)に甲子園出場。通算69本塁打を放った。そんなまな弟子の米国での好スタートに「感染防止と梅雨で外出する機会がめっきり減っていて、何かスッキリすることがないかなと思っていたときに、こんないい話はない。どんなにいい薬や栄養ドリンクとも、比べものにならない。教え子の活躍は、そういうもの」と元気をもらった様子だった。
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