サンスポ

阪神、サンズ100万円弾で今季初5連勝&貯金初の「1」!

ドカンと一発100万円! サンズが一回、すぐさま追いつく4号ソロを放った(撮影・山田喜貴)
サンズが放り込んだ甲子園のバックスクリーン下
一回終了時、守備につく際にファンの声援に応える阪神・ジェリー・サンズ =甲子園球場(撮影・山田喜貴)

 (セ・リーグ、阪神9-4広島、3回戦、阪神3勝、21日、甲子園)100万円弾から今季初5連勝、ついに貯金生活だ! 阪神はジェリー・サンズ外野手(32)が一回にバックスクリーンへ4号同点ソロを放つなど、広島に9-4で快勝した。ファンが選んだ登場曲で打席に立ち、チームは3年ぶりに甲子園で1試合4発。みんなの思いも背負って連勝街道を突き進む!!

 薄暮の甲子園に、5連勝へ導く「ヒーロー」のアーチが架かった。痛快爽快、ド派手な4発の猛虎祭り! 号砲を鳴らしたのはバックスクリーンにぶち込んだサンズだ。1発100万円の超豪華弾で、猛虎打線に火をつけた。

 「スライダーが頭にあって、このカウントでスライダーが来るんじゃないかなという思いがあった。準備はできていたし、それに対するいいスイングもできた。打ち損じずにとらえることができたね」

 0-1と先制された直後の一回だ。カウント2-1から4球目、九里の124キロスライダーを狙い撃ちした。貴重な同点4号ソロは、チームとして今季初のバックスクリーンへの本塁打。今年新設された「ユニ・チャーム バックスクリーンホームラン賞」第1号となり、賞金100万円もゲットだ。「そんな噂も聞いていたよ。チームの勝ちに貢献できる本塁打だったと思うし、個人的にもうれしいね」。

 3-1の五回には左前適時打で追加点を挙げ、打率・296に上昇。本塁打を放てば4戦4勝で、得点圏打率・417(12打数5安打)と勝負強さは際立っている。


 名曲も背中を押した。この日からの広島3連戦では「~音楽でもっとつながる~選手登場曲リクエスト Supported by 日本生命」を開催。選手の登場曲が事前にファンから募集されたものに変更された。サンズの打席では、虎党が「ヒーローになってほしい」と願いを込め、FUNKY MONKEY BABYSの「ヒーロー」が響いた。

 この曲は毎日、仕事を頑張る父親にエールを送る応援歌。言葉は分からなくとも、思いは届く。「いい歌に聞こえたよ。結果が出てよかったね」。お立ち台に立てば、トラッキー人形を愛する息子2人に渡したいと誓った。三振すると「息子に叱られるね」と嘆いた。口を開けば出てくるのは愛息の話ばかり。常にカッコいいパパであり続けたいと願う男にピタリとはまる曲だった。

 現役時代「ヒーロー」を登場曲に選んだことがある矢野監督は「忘れていた」と苦笑い。そして「(ファンの)みんなの思いを込めてくれて、いい企画だと思う。だからこそ、勝ちたいというのが、俺の中ですごくあった」と目を細めた。

 甲子園では3年ぶりの1試合4発で今季初の5連勝。貯金も初の「1」に。サンズの目にも自信がみなぎっている。

 「スコアラーに投手の特徴、球種をしっかり教えてもらって、ビデオを見て、準備して試合に挑めている。打席に立ったときに余裕があるよ」

 甲子園で輝くその姿は「ヒーロー」そのもの。応援してくれるファンのため、愛する息子のため、これからもパパは打ち続ける。(原田遼太郎)

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