九回に逆転サヨナラ3ランを放つロドリゲス(撮影・榎本雅弘) (パ・リーグ、オリックス4x-3日本ハム、4回戦、オリックス2勝1敗1分、10日、京セラ)新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客開催だったプロ野球は10日、5000人を上限に観客を入れて公式戦を実施。オリックスは日本ハム戦(京セラ)の九回、アデルリン・ロドリゲス内野手(28)が逆転サヨナラ4号3ランを放った。
快音とともに、白球が猛スピードで外野に飛んでいく。左翼2階席前部に設置されている「ガイア」の看板にぶち当て、スタンドインだ。4000人の観衆がどよめき、打球の行方を見ていたオリックスの新助っ人、ロドリゲス(前パドレス3A)がバットを掲げる。来日初のサヨナラ弾&今季初のサヨナラ勝ちに、ファンも総立ちだ。
「最高の結果は出たけど、ジョーンズ選手、T-岡田選手が塁に出なければ自分のホームランで試合が終わることはなかった。2人がいい打席で塁に出てくれて、自分に回してくれた」
敗戦濃厚だった雰囲気が一変した。1-3の九回2死からジョーンズ(前ダイヤモンドバックス)、T-岡田が2者連続四球で出塁。大声を控えながらもオリックスファンが徐々に盛り上がりだした。その期待を一身に背負い打席に入ると、秋吉が投じた130キロの変化球をとらえ、左翼席へ。今季4号3ランは起死回生の一撃。西村監督も「最高のホームランですね」とうなずいた。
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