米大リーグ、エンゼルスのジョー・マドン監督(66)が24日(日本時間25日)、正式に開幕が決定したことを受け電話会見に応じた。二刀流として復活を期す大谷翔平投手(25)の投球練習を2度、視察していたことを明かした。
「(投手起用方は)いままで通りというのが現在の状況。(通常なら)4、5、6月の間にイニング数を伸ばしたりできるが、8月ではそれはできない」
例年通りなら大谷に限らず、先発投手はオープン戦で75~80球、開幕後は春先から90~100球と球数を増やしていく。だが、今季は7月下旬の開幕でレギュラーシーズンは約2カ月間に短縮。「勝敗がかかっている試合になればブルペン投手を起用するしかない。(先発陣には)長いイニングを投げてもらいたいが、プレーオフモードだと交代は必ずあるだろう」と短期決戦の心構えもある。
マドン監督は12月には大谷を先発時でもDHを採用せずに打席に立たせるリアル二刀流プランも示唆した。しかし、準備期間や試行錯誤できる時間が限られる今季。電話会見では「通常の春季キャンプであればそういうことを試してもいいかもしれないが、そこは多くの話し合いが必要になる。現時点ではそういうことをすることはないが、いずれ何かできればいいと思っている」と言葉を選んだ。
今季のエンゼルスでは、先発投手は6人制を考えている。大谷の起用はメジャー1年目のように週1度、主に中6日の登板間隔が予想される。