高津監督はスタンドに設置された応援ボードを見やりながらグラウンドを後にした(撮影・尾崎修二) ヤクルトは21日、中日に0-3で敗れ、1勝2敗で開幕カード負け越し。2試合で計13得点と好調だった打線が4安打無得点に終わり、高津臣吾監督(51)は冷静に振り返った。
「(中日先発の梅津は)直球に力があったし、低めに集まっていた。山田は全体的によく投げたと思いますが、防げるところはあったのかなと思います」
先発の山田大は7回5安打3失点と試合をつくったが、二回2死一塁から京田に浮いた球を本塁打された。六回は投手の梅津に二塁打を浴び、福田の投手への打球を処理しきれず(記録は適時打)。悔やまれる失点の仕方となった。
ただ、上半身のコンディション不良を訴えていた西浦が1軍に復帰し、八回はD4位・大西(大商大)、九回は寺島と若手投手が無失点に抑えるなど明るい材料もあった。23日からの阪神戦(神宮)に向け、指揮官は「小さなミスが失点につながり、得点できなかったりする。細かいようだが、修正していかないと簡単には勝てない」と開幕3連戦を総括し、引き締めた。(長崎右)
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