鮮烈デビューだ! ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(19)=星稜高=が20日、イースタン・リーグ開幕戦となる西武戦(戸田)でプロ初登板した。
先発マウンドに上がると、先頭の西川に対し1、2球目を直球で空振りをとると5球目の直球で遊飛、続く綱島は内角の直球で見逃し三振。最後の打者となった高木には高めの直球で空振り三振を奪い、1回無安打無失点2奪三振でデビュー戦を終えた。直球は自己最速に並ぶ154キロを計測した。
昨夏の甲子園準優勝に輝いた奥川。1月の新人合同自主トレ期間中に右肘の軽度炎症でノースロー調整があったが、2月の宮崎・西都キャンプ中にスローイングを再開。徐々に強度を上げ、4月以降の自粛期間ではブルペン入り、打撃投手、シート打撃と実戦登板に向けて順調にステップを踏んできた。
12日のシート打撃登板後は「とにかく焦ることはせずに、目の前の自分がやるべきことというのをしっかりやっていって、結果を残せられるような1年目にしたいです」と語っていた奥川。池山2軍監督率いるファームの初陣はゴールデンルーキーの1球で幕を開けた。