笑う門には福来る-。新型コロナウイルスの感染拡大は、さまざまな新語・流行語も生み出した。それらを野球に応用すると…。本紙特別版タブロイド新聞『BAY☆スタ』でコラムを連載する漫画家、カネシゲタカシ氏(44)が開幕を記念して特別寄稿。コロナの時代の新しい応援用語を考えた。
【緊急事態宣言】
どう逆立ちしても先発のコマ数が足りないとき、首脳陣やファンの脳内で発動。開幕前から発動することも。
【集団免疫】
チーム低迷に慣れ、負けることに一切の感情が動かなくなった状態のこと。開幕前に「今年の目標は優勝です」と死んだ目で語る監督を死んだ目で見つめるファンの構図がそれ。ある意味強い。
【アベノマスク】
ホッケー型キャッチャーマスクで防御力は高いものの重いのが難点。日本ではアベのシンちゃん(もちろん巨人・阿部慎之助2軍監督のこと)が愛用して有名に。
【8割おじさん】
確変にもほどがあるベテラン打者。巨人・小林誠司の練習試合再開後の打率が一時7割を超えてリーチをかけたが、小林を「おじさん」と呼ぶべきかは議論の余地あり。
【クラスター対策】
伸び悩むDeNA・倉本寿彦をスタメンに戻すための対策。ファンが日夜考え続けても、毎回結論は「めっちゃ守って、めちゃ打って」
【潜伏期間】
期待のルーキーや新外国人が期待通り活躍するまでに要する時間。潜伏したまま退団するケースも多々あり。
【オーバーシュート】
曲がりすぎて危険なシュート。
【パンデミック】
穴埋めクイズ「ポンセの後ろを打った外国人選手といえばパ○○○ック」の不正解例。正解のヒントはイラストに。(漫画家・コラムニスト)