ソフトバンク・森浩之ヘッドコーチ(55)が24日、ペイペイドームにて非公開で行われた分離練習に参加。オンラインで取材に対応し、アルフレド・デスパイネ外野手(33)とジュリスベル・グラシアル内野手(34)について開幕絶望の考えを明かした。
「もし今きたとしても2週間、隔離がある。どう考えても間に合わない。普通に考えたら2人は戦力には入っていないというところですね」
25日からチーム練習を再開するが、野手は20人、投手は18人をペイペイドームに召集する。デスパイネは左手首痛、グラシアルは右手小指の骨折でキューバに帰国中。けが自体は回復しているものの、新型コロナウイルスの影響で「聞いているのは、出国も入国もできないような状況が続いている。解除がいつになるか」と森ヘッド。23日のシート打撃ではバレンティンが石川から本塁打を放つなど順調に調整しているが、頼れる大砲2人を欠いて、開幕を目指すことになった。
25日からスタートするチーム練習は、いきなり紅白戦。投手の調整の場を考慮して「できるだけ長いイニング」を予定しており26、28、30、31日と5月だけで5試合を行う。開幕は最短で「6・19」。残された時間を考えると、若鷹にとっては貴重なアピールの場だ。森ヘッドも「けが人も帰ってきてうれしい悲鳴なところもある。この紅白戦から(競争は)始まっているので(開幕まで)ラスト1週間あたりにはしっかり1軍のメンバーで戦う人選にしたい」と競争の激化に期待を寄せた。
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