競泳男子で東京五輪代表の瀬戸大也(ANA)らアスリート4人が13日、萩生田光一文部科学相、スポーツ庁の鈴木大地長官と電話会議を行い、強化拠点の早期利用再開を要望した。
スポーツ庁の担当者によると、瀬戸は「プールが使えないのでランニングなどを行っている。1日でも早く施設が使えればいい」と求めたという。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言により、五輪を目指す選手が利用してきた東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターや国立スポーツ科学センターは4月8日から事実上の閉鎖状態が続いている。
施設を管理する日本スポーツ振興センターは利用を望む競技団体に向け、一部屋外施設を活用した段階的なプログラムを今週中にも示す。
会議には卓球男子の水谷隼(木下グループ)、バレーボール女子の荒木絵里香(トヨタ車体)、フェンシング男子エペの見延和靖(ネクサス)も出席。選手は時間を制限した上での利用などを提案した。
萩生田文部科学相は「知恵を出し合いながら少しずつでも戻れるように検討していきたい」との考えを示した。
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