タイガースが再び動き出した。甲子園、鳴尾浜両球場を使用して、4グループに分かれての自主練習。昨日のこのコーナーでも紹介した「Zoom」を利用してのオンライン取材では、いきなり球界最年長・福留が登場してくれた。しかも、冒頭で異例の謝罪。チームから新型コロナウイルスに感染した選手を出したことを、各方面に向けて頭を下げたのだ。
チームに対する逆風を食い止めようというベテランの言葉に、ネット上では「さすが!」と賛辞の声、声、声。報告を受けた当番デスク・阿部祐亮もグッと来たらしい。
「1面から3面まで、こうして動きのある紙面が作れたことは、すごくうれしいんですが、それ以上に、福留さんの言葉に感激しました。普段からひと言ひと言に含蓄がある方なんですが、チームを代表して謝る姿は、僕が言うのもおかしいですが本当に立派でした」
サンスポ屈指の福留派を自認する阿部の言葉にも力が入っていた。
自宅から、画面越しに福留を直接取材したのはトラ番最年少・織原祥平。
「それが、ちょっと操作に失敗しまして。画面に僕と福留さんしか映らなくなって、一瞬、他社の記者が僕と福留さんの会話が全く何も聞こえない状態になったんです。他社から指摘されて、すごく焦りました」
パソコンを使い慣れた若い世代でも、そういうミスをするらしい。どうやら、我らオールド世代は手出ししない方がいいのかも…。
「Zoom」を利用すると、相手の顔は見えるけれど、同時に自分の姿も相手に見られる。
「変なものが背景に映らないよう、カメラの向きに気を付けたんですが、ここでもちょっと失敗しました。僕の部屋にあるタイガースカレンダーも隠したんですが、よ~く考えたら、4月(の写真)は福留さんだったので、映ったほうが、喜んでもらえたかも」
ゴマすり作戦を実行できず、反省しきりの織原。フェース・トゥ・フェースではないから、今までにない気苦労もあったりするらしい。とはいえ、ずっと自宅待機が続いていたトラ番記者たちも、目の前が動き始めて活気が出てきた感じだ。
ここでちょっと宣伝を。毎週金曜日午後9時から11時まで、ラジオ大阪で「週末ワイド ラジオ産経」という番組を放送しておりまして、今週(17日)は、わが社の運動部長・大澤謙一郎が出演することになった。なんでわざわざ大澤なんかを…と思うんだが、向こうの指名だから仕方ない。
「プロ野球ウラオモテ」という立派なコーナー名までいただいているそうで「どうなるプロ野球? どうなる阪神? というテーマで話す予定です。テレワークが増えていますが、その分、時間を利用して、いろんなところに電話取材してますんで、情報はいろいろ仕込んでます」と意気揚々の大澤。しかも、よ~く聞いたら生放送だとか。余計なことを言ってしまわないか、社内でも心配の声、声、声。
まあ、そんなハプニングも期待しつつ、プチ情報も期待しつつ、金曜日の夜のひとときをお楽しみいただけたら。
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