ソフトバンクは30日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためチームの活動を無期限で休止することを発表した。4年連続で日本一を目指す工藤公康監督(56)は事態に理解を示して、慎重に言葉を選んだ。
「これ以上、感染を広げないと球団が考えてくれた。仕方ない。自覚を持って、いい開幕を迎えたい」
26日に阪神・藤浪がPCR検査を受け、結果は陽性。伊藤隼、長坂と計3選手の陽性が明らかとなり、ソフトバンクも大きくかじを切った。あす31日から、選手については不要不急の外出を禁止。前日29日には小川洋福岡県知事(70)から外出の自粛が呼びかけられており、選手会長の中村晃外野手(30)も「仕方ない」と話すしかなかった。
活動再開は4月3日の12球団代表者会議の結果を受けて判断するといい、三笠GMは「(会議の)内容次第」と含みを持たせた。東京都内のソフトバンク本社も「リモートワーク」に移行。球団施設も利用しないよう選手に呼びかけた。福岡でも少しずつ感染者が増え続けているだけに、油断は許されない。
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