日本野球機構(NPB)は19日、東京都内で12球団の連盟担当者や施設担当者が出席して開幕準備会議を開き、観客を入れて試合を実施するための準備状況を確認した。NPBの井原敦事務局長は「12球団で情報を共有するため」と語り、来週以降も継続する。
Jリーグと連携した「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、感染症の専門家チームから観客の感染予防のため、球場の入場口にサーモメーターや消毒用アルコールの設置、観客席、トイレなどの十分な清掃態勢などが求められている。
備品数が十分でない場合は入場口を制限する案や、入場口が少ない球場は体温チェックなどに時間がかかるため、通常は試合開始2時間前の開門時間を早める案も出た。
NPBは23日の第4回連絡会議で改めて専門家チームの意見を聞き、12球団代表者会議を開く。最速で4月10日を想定しているが、井原事務局長は「12球団の準備が整い、感染状況がよくならないと決められない。23日はそこ(開幕日決定)までいかないのではないか」との見解を示した。
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