ウェスト・ハム・ユナイテッドのアンジェロ・オグボンナは、新型コロナウイルスに対するイギリスの対応を強く非難した。
昨年末に中国で確認されて以降、世界中で感染拡大の続く新型コロナウイルス。オグボンナの母国、イタリアはすでに感染者が1万7000人を超え、死者も1000人に達するなどヨーロッパで最悪の状態に陥る。イギリスでも感染者が相次ぎ、アーセナルのミケル・アルテタ監督やチェルシーのカラム・ハドソン=オドイから陽性反応が検出されたことを受け、プレミアリーグは13日にリーグ戦の中断を発表した。
しかし、ウェスト・ハムDFはプレミアリーグの対応の遅さに憤りを隠せず、イタリア『コリエレ・デッラ・セラ』で「すべての中断が決まってうれしいし、安心した。もう少しでこのような深刻な問題を無視しているみたいだった。フットボールだけではなく、イングランドの国民性の問題でもあると思う。いまだに彼らはウイルスの危険性に気づいていない」と主張した。
さらに、話は7日のアーセナル戦にも及ぶ。2月末のヨーロッパリーグでアーセナルと対戦したオリンピアコスのオーナーから新型コロナウイルスの陽性反応が検出されていた。
オグボンナは「アーセナルとの試合が行われたことは本当に受け入れられない。コロナウイルス陽性が検査で確認されたオーナーのオリンピアコスとプレーした後での試合だった。タイムリーなアクションを起こすには、誰かが死ぬ必要があるかのようだった」と語気を強めている。(Goal.com)
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