Jリーグは12日、東京都内で理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた公式戦の中断を、3月いっぱいまで延長することを正式決定した。23日の「新型コロナウイルス対策連絡会議」を経て、25日をめどに4月3日の再開可否を判断していく。
当初は18日再開を目標にしていたが、これまでのJ1、J2などの計94試合に加え、さらに計69試合が延期される。この日の「連絡会議」で専門家チームから公式戦開催の判断や選手、観客らの感染予防について提言を受けた村井満チェアマンは、「予断を許さない状況が続いているが、連携しながら準備を進めていきたい」。会場に配備する消毒薬・マスクはクラブ側が用意、サーモメーター(体温測定器)などの高額機器はJリーグ側がレンタル料を負担することで検討に入った。
4月3日に再開できなくても同月中旬までに開始できれば、東京五輪による中断期間や国際Aマッチ期間を避け、全日程を消化できる見通し。今後の状況次第では全試合を消化できない事態も懸念されるが、スポンサーから変わらぬ支援を約束されたという村井氏は「本当に涙が出るような…」と感謝した。
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